まずはこの本を読むきっかけから。
最近大ヒットした映画「花束みたいな恋をした」を見てきました。
さすが坂元裕二って感じの空気感と言葉のチョイス。
胸がぎゅっとなって見終わった後は、主人のことをもっと大切にしようって思いました。
私にとっては、そんな映画でした。
この映画の中で好きな作家の話題がでてくるのですが、残念なことにほとんど知らなかったです。
ですが、私が1番好きな作家の「小川洋子」の名前がでてきて、嬉しいプラス、他の名前の上がった知らない作家も系統的に似てるかも。好きな系統かも!と思いまして。
ちなみに、小川洋子の作品の中で私は「薬指の標本」が一番好きです。
最近新しい出会いに消極的でしたが読書の間口を広げてみることにしました。
いろんな作家の名前がでてきましたが、中でも今村夏子の「ピクニック」がキーとなって物語が展開されていたので、初めにこの本を読むことにしました。
「ピクニック」は「こちらあみ子」の中に収録されていて、読んだのですが…
何とも言えない感じでした。
あ、これはいい意味で、です。
好きだなぁ〜ってすごく思いましたし、他にも読んでみたいって思いました。
何とも言えないというのは、読み終わった後に感想がでてこないというか。
主人公や周りの人に感情移入してしまうわけではなくて、ただ少しハラハラする。そんな感じでした。
残念だったのは、映画の中の有村架純ほどこの本を読んで何か感じたかというと、そうでもなかった点。
映画を見たからこそ、何を感じたら正解だったのかな、どういうことを言いたかったのかな。って思ってしまいました。
読んだ本の感じ方に正解も不正解もないのはわかっています。
ですが、映画にでてくる主人公たちの仲間入りをしたい!というか、カルチャー価値観一緒だよっ!みたいなことを言いたくなっている私としては、何かしら感じとりたかったなと思います。
そうでないと、もし私が有村架純だったら菅田将暉と盛り上がれないじゃないか!そんな感じです(笑)
好きだなと思える作家にせっかく出会えましたが、残念ながら著書は少ないです。
今村夏子著をコンプリートするのが楽なのはいいですがもっと味わいたいのでこれからも作品をだしていってほしいなと思います。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました^ ^
極力ネタバレしないように感想を書いてみました。
読んだことのある人がいたらぜひ感想を聞いてみたいなと思いますのでよかったらコメントいただけると嬉しいです♪
まだ読んだことがない方は、『他人の人生を少しのぞいてみたい』そんな時に読むのがいいかもしれません。小説の中のことですが、「こんな人もいるんだ〜」とか「こんな人生ってちょっと…」とか思えるかなと思います。
それでは、またっ!
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